角川文庫『火の鳥10巻 太陽編(上)』に描き下ろし...181024 new!

『火の鳥(太陽編上)』

◎角川文庫
『火の鳥10
太陽編(上)』


2018年10月24日発売開始


手塚治虫 著

◎KADOKAWA


巨匠・手塚治虫の執筆初期から帰天直前まで描き続けてきた、不滅のライフワークと呼ばれている大作『火の鳥』。はるか古代から未来の社会、地球から宇宙に至るまでの悠久の時空を舞台に、人間をはじめ多くの生命の織りなす数々のドラマを描いた、手塚治虫の代表作のひとつです。

知日ページ紹介

なかでも『火の鳥 太陽編』は最晩年に描かれた、作品最後の章となった物語です。

現在まで幾度か判型を変え出版されてきましたが、このたび角川文庫から刊行される新版の文庫本『火の鳥10巻 太陽編(上)』(2018年10月24日発売開始)に寄せて、岡野玲子が4ページのトリビュートコミック「火の鳥 in Love」を描き下ろしました。2ページの同じく描き下ろしエッセイと併せて掲載されています。

岡野玲子が綴る、宇宙に花開く生命たちへの賛歌…この手塚治虫の作品の魂に感応した、特別な執筆になりました。ぜひご覧ください。


「漢字は楽しい2018〜白川静さんに学ぶ〜」に参加...180914

漢字は楽しい2018フライヤー

◎漢字は楽しい2018
〜白川静さんに学ぶ〜


2018年10月27日


会場:ふくい南青山291(東京・南青山)


主催:白川静会 ◎福井県


中国古代文字である甲骨文・金文の分析に生涯を捧げ、古代人の生活や意識にまで踏み込んだ「白川文字学」の体系を打ち立てた白川静博士。字書『字統』『字訓』『字通』三部作を筆頭に、数多くの著作を残されました。

2006年に帰天された後も、ご研究の紹介や学びのために、各所で文字学講座や講演会、展示会などの催しが開催されています。

来る2018年10月27日(土)午後1時30分から東京・南青山の「ふくい南青山291」にて、講演会「漢字は楽しい2018〜白川静さんに学ぶ〜」(主催:白川静会&福井県)が開催されます。

この講演会に岡野玲子をゲストとしてお招きいただき、「歴史の謎を解く鍵としての白川文字学〜漫画『陰陽師』の制作から〜」の演題でお話をすることになりました。

漢字は楽しい2018フライヤー

入場は無料ですが、先着100名で、FAXにて事前の申込が必要です。 日時・場所・申込方法の詳細はこちら

◎「漢字は楽しい2018〜白川静さんに学ぶ〜」のフライヤー(pdf)をご覧ください。

◎またこちら福井県のサイトでは、満員の昨年のスナップもご覧いただけます。 昨年も盛会でしたので、早いお申し込みをお勧めいたします。

白川静会は、首都圏に住む音楽家、書道家、主婦、弁護士、ジャーナリストら白川静博士のファン約40人を中心とした同人会で、2009年から30回を数える勉強会を開催し続けてこられました。白川文字学の豊饒な世界に触れる催しに、ぜひご参加くださいね。


都立中央図書館にて描きおろし色紙と複製原画を展示...180914

東京都港区南麻布にある都立中央図書館は、国内公立図書館では最大級の約208万冊の蔵書を誇ります。こちらに2018年9月12日新たに漫画図書を閲覧できるコミックコーナーが新設されました。

コミックコーナー

コーナー開設にあたって図書館からのお呼びかけがあり、このたび

◆ 描きおろしたカラーイラスト色紙

◆ 書きおろしメッセージ

◆ 作品『陰陽師』カラー見開きの複製原画(※2019年1月31日まで、期間限定のお貸し出し)

の三点をお収めし、3階での展示が始まりました。

池田理代子先生、ヤマザキマリ先生、松田奈緒子先生、村上もとか先生の直筆色紙とメッセージも展示されています。

岡野玲子のメッセージは図書館から依頼のテーマの一つに応じて、色紙の晴明がこっそりつぶやいているもの。
『陰陽師 玉手匣』の完結後に次ぐ執筆第一号が、この「図書の詰まった玉手匣」宛のイラストとメッセージとなりました。図書館のご訪問の際は、ぜひお立寄りご覧ください。


『知日 51号』陰陽師特集にてインタビュー記事掲載...180614

知日51

◎知日
第51号



中信出版社


2018年6月


毎号、豪華なビジュアルで日本の文化を特集している、中国のグラフィックマガジン『知日』(中信出版社)。第51号の特集 陰!陽!師!(陰!陽!師!)に、岡野玲子のインタビューと漫画作品『陰陽師』の紹介が掲載されています。

知日ページ紹介

「岡野玲子…古い力を伝えておきたい」と題した特集は、『陰陽師』シリーズ中心のカラービジュアル、作品の紹介記事と岡野玲子インタビュー、合計14ページに渡っています。

そのほか今号は、史実上人物としての安倍晴明の紹介、日本における陰陽道の解説、晴明伝説をはじめ日本の怪異や伝奇の紹介、そして作品『陰陽師』原作者夢枕獏さんへのインタビューなど、陰陽道と陰陽師を切り口に、多彩な内容です。

『知日』は2011年に創刊され、「80后(バーリンホウ)」と呼ばれる80年代以降に生まれ、日本に興味をもった若者世代の視点で、日本文化に切り込むコンセプトの、たいへんユニークな中国のマガジンです。

日本で『知日』を入手する方法をご紹介します。 2018年6月13日現在の確認では、『知日 51号』はまだ入荷していない様子です。入荷時期などはそれぞれの販売サイトにお問い合わせください。


『Wendy 第347号』 エッセイ記事...180425



◎Wendy
第347号



合人社計画研究所


2018年4月15日
配布開始


wendy

マンション生活情報が掲載されたタブロイド判のフリーペーパー◎『Wendy 第347号』(合人社計画研究所)の、「本音のエッセイ」というコーナー記事に岡野玲子の「心に響く”本当の音”」が掲載されました。


「本音」っていったい何だろう?「本音」という言葉の「本音」は?
携帯やネット、便利な道具のおかげで瞬時に世界中あらゆる場所の人とコミュニケーションがとれ、喜びを共有することができる時代。心と心、その奥底に響いている音は…
岡野が日々を通して感じている、「本音」のことを語ります。
小さなエッセイですが、皆さんにご覧いただけると嬉しいです。


フリーペーパー本紙は配布期間中に入手しにくいかもしれませんが、◎こちら『Wendy-Net』にて「本音のエッセイ」のバックナンバーが保存されています。


※なお、当OGDOADでは4月21日にこの記事をご案内いたしましたが、『Wendy』紙『Wendy-net』記事の双方に表記の誤りがありましたので、いったん修正を待ち、4月25日、再度のご案内になりました。配布紙『Wendy』は不可能でしたが、『Wendy-net』記事は修正すみのものになります。



映画『OKUAGA』上映会にて手塚眞監督とのトークショー...171228



映画『OKUAGA』上映会




『OKUAGA』上映実行委員会



2017年12月2日(HARD OFF ECO スタジアム新潟大会議室)

2017年12月3日(阿賀町文化福祉会館)



日本有数の豪雪地帯を水源に全国屈指の水量を誇り、会津、越後の豊かな恵みを育んできた阿賀野川。
越後山脈と阿賀野川に抱かれた新潟の奧阿賀の地で撮影された手塚眞監督のアートフィルム『OKUAGA』と、新潟大学映画倶楽部が奧阿賀を舞台に制作した2本の作品を上映し、手塚監督&岡野玲子のトークショーを催すイベントが、2日間にわたり好評を博しました。
◎イベントのフライヤーはこちらです。


映画『OKUAGA』はこの奧阿賀の地に魅了された手塚監督が、古代から現代へ悠久の流れを川に託して描きました。
津川の◎「狐の嫁入り行列」でも話題の阿賀町。岡野も以前に阿賀を訪れて、遠い記憶を思い出させるような、阿賀の自然に魅せられています。


◎こちら「阿賀町勝手に応援隊」のfacebookページに上映会の様子がシェアされています!




『ゆほびか 2月号』 インタビュー記事...171228 new!



◎ゆほびか
2月号



◎マキノ出版

2017年12月16日発売


amazon


2017年12月16日発売開始の月刊誌◎『ゆほびか 2018年2月号』(マキノ出版)に、岡野玲子のインタビュー記事が2ページ、掲載されています。


楽の申し子・源博雅が登場する作品『陰陽師』を描く際に、自分自身も実際に触れてみなくてはと、楽師さんに就いて習い始めた雅楽。
笛を吹いてみると、どんなエネルギーが生まれ、実際に何がおこるのか…雅楽、音楽のもっている、豊かでゆったりとした世界の不思議を語っています。




京都にてプライベートトークショー...171019 update



OGDOAD Presents

シェア玉手匣
トークvol.1


〜時空を  
  翔んで〜


「陰陽師 玉手匣」完結記念プライベートトーク


玉手匣を開いてー大江山酒呑童子から天橋立へ

2017年11月5日
(日)

2010年から隔月刊『メロディ』誌(白泉社)に連載をしてきた『陰陽師 玉手匣』(原案/夢枕獏)の物語は、2017年7月28日、第七巻の刊行をもって無事完結を迎えました。

この完結を記念し、2017年11月5日(日)に晴明神社のおひざ元である京都・西陣織会館にて、定員50名の岡野玲子のプライベートな講演を企画しました。


「シェア玉手匣 トークvol.1〜時空を翔んで〜」。今回の演題は「玉手匣を開いてー大江山酒呑童子から天橋立へ」です。


講演に先立って、参加者の皆さんと一緒に、晴明神社への正式参拝を行います。
会場には『陰陽師 玉手匣』をはじめ『イナンナ』『陰陽師』の三作品の中から今回のために特別にセレクトした原寸サイズの原画コピーを展示し、これら物語のシーンやカットをお見せしながら、執筆を通し感じ得たさまざまなできごとを中心に、作品世界を自由に語ります。


時空を翔んでトーク会フライヤー



日時:2017年11月5日(日曜日)12:30受付開始 12時50分受付終了
場所:◎西陣織会館 西館2階第1会議室

参加費6000円※正式参拝を含む(定員50名)◎こちらチケットペイにて購入ください。



『週刊朝日』平成夫婦善哉 インタビュー記事...171019 update



◎週刊朝日
10月20日号


平成夫婦善哉
(連載189)



朝日新聞出版

2017年10月10日発売


amazon

週刊朝日

2017年10月10日発売開始の◎『週刊朝日10月20日号』の連載記事「平成夫婦善哉(連載189)に、手塚眞&岡野玲子が夫婦として取材を受け、4ページのインタビュー記事になりました。


二人のなれ初めと結婚、クリエーター同士の暮らしと作品作りの日常の様子などなどをメオトがいっしょに語った、従来の岡野のインタビュー記事とはちょっぴり違った内容の、ゆかいな対談となりました。




『週刊文春』Close Up インタビュー記事...171019 update



◎週刊文春
8月3日号


Close Up



文藝春秋社

2017年7月27日発売


amazon

週刊文春

2017年7月27日発売開始の ◎『週刊文春8月3日号』の連載記事「Close Up」のコーナーに、岡野玲子のインタビュー記事「"女性性"の復権への祈りを込めて」が1ページ、掲載さてています。


『陰陽師』(原作・夢枕獏)の完結から『イナンナ』を経て、更に先へといざなわれるように執筆がはじまった『陰陽師 玉手匣』(白泉社/原案・夢枕獏)。2017年7月28日、完結となる第7巻の発売が開始し、六年間にわたる執筆のなかで感じてきた思いを語りました。




手塚眞監督とのトークショー「納涼星屑玉手箱」...170624



Macoto Tezuka Presents
星くずサロン


「納涼星屑玉手箱」


2017年8月1日
(火)

映画「星くず兄弟の新たな伝説」手塚眞監督が、毎回ポップでグラマラスな各界の綺羅星を招いて催すサロンイベント「星くずサロン」。トークやライブ、映像上映など、毎回趣向を凝らしてみなさまをお迎えしています。

星屑サロン納涼星屑玉手箱フライヤー


きたる8月1日(火曜日)19:30スタートの「納涼星屑玉手箱」には、岡野玲子×手塚眞のトークショーが実現。連載『陰陽師 玉手箱』も無事完結し、『両国花錦闘士』も新装復刊したこの夏、軽妙&幽玄な和の夕べにぜひお越しください!


さらにこの夜はライブゲストに三味線アーティスト◎檜山うめ吉さんが登場。小粋な三味線の調べと鈴を転がすような美声に、ぜひぜひしびれてくださいね。


日時:2017年8月1日(火曜日)19:30スタート
場所:◎晴れたら空に豆まいて(東京都渋谷区代官山町)


◎イベントのフライヤーはこちら
チケットの予約方法など、詳細はこちら◎「星くずサロン」のイベントページから「納涼星屑玉手箱」を選んでください。



丹生都比売神社「ひめの会」ゲストトーク...161006



丹生都比売神社
「ひめの会」

発足記念
プレイベント
ゲストトーク


女神とわたし


2016年10月22日
(土)

作品『陰陽師』シリーズとふかい縁で結ばれている◎丹生都比売神社のお招きで、2016年10月に新しく発足した女性のための会「ひめの会」の発足記念プレイベントにて、岡野玲子がゲストトークをつとめることになりました。

丹生都比売神社ひめの会案内


プレイベントの開催は2016年10月22日(土)。「ひめの会」会員募集開始をご奉告するご祭礼と収蔵庫の特別拝観ののち、「女神とわたし」と題する岡野玲子のゲストトークが催されます。


岡野は「女神とわたし」の内容に合わせて、作品『イナンナ』や『陰陽師 玉手匣』から第2巻のアフロディーテと菊理姫のシーン、第6巻の四季の部屋のシーンなど、見開き原画の原寸コピーを60点ほど持参し、お話を交えながら、いらした方にお見せする予定です。


この「ひめの会」は1700年の歴史を有する女神の社「丹生都比売神社」を未来へと継ぐ女性のための会です。会員制で、今回のプレイベントに参加するためには事前入会が必要になります。


◎入会やイベントの詳細、お問い合わせ先はこちら丹生都比売神社のサイトの「ひめの会」や「発足プレイベント」のご案内をご覧下さい。
なお、ゲストトークの参加お申し込みは先着50名さまを定員とし、10月15日(土)が申込締切日です。



世界遺産シンポジウム「祈りと共生の世界遺産」にて記念講演...160901


かつらぎ町シンポジウム


世界遺産シンポジウム


祈りと共生の世界遺産


2016年10月23日
(日)
午後1時30分開演
かつらぎ総合文化会館大ホール

『陰陽師』巻四収録「白比丘尼(しらびくに)」の物語の舞台となり、作品とはふかい縁でむすばれている紀伊国一宮、丹生都比売神社。

山上の盆地、天野に建つ美しいお社には、そのかみ高野山をひらく空海を助けた女神、丹生都比売大神と狩場明神が鎮まり、2004年には周辺霊場とあわせ「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産に登録されています。

丹生都比売神社


ここ和歌山県伊都郡かつらぎ町の企画で、来る2016年10月23日(日)にシンポジウム「祈りと共生の世界遺産」が開催され、岡野玲子が記念講演とパネルディスカッションに参加することになりました。


岡野の演題は、”漫画「陰陽師」と丹生都比売神社、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」との縁(ゆかり)”。


その後に開催のパネルディスカッションは、高野山大学名誉教授の山陰加春夫さんをコーディネーターに、高野山大学図書館の木下浩良さん、和歌山県立博物館の大河内智之さん、(株)尾上組の尾上恵治さん、丹生都比売神社宮司の丹生晃市さんの皆さんと、岡野玲子がパネリストとして参加する予定です。


日時:2016年10月23日(金)午後1時30分開演
場所:◎かつらぎ総合文化会館大ホール(最寄り駅:JR妙寺駅)
参加方法:入場無料、事前申込不要(先着順で着席)
お問い合わせ:かつらぎ町教育委員会生涯学習課(電話:0736-22-0303)


シンポジウムチラシ

◎クリックでpdfデータのチラシを開きます

きのくにの豊かな秋深まるなか、女神さまのお膝元で長年活躍される先生がたを囲み、さまざまなご縁が寄りあう和やかな会となることでしょう。みなさま、ぜひお越しください。

また、この機会に丹生都比売神社にご参拝されるみなさま、会場最寄りの妙寺駅から丹生都比売神社はタクシーやお車で約15分、2つ隣の笠田駅からは本数はたいへん少ないですが◎コミュニティバスも出ています。詳しくは◎丹生都比売神社のサイトをご覧くださいね。




『京都魔界探訪』に特別インタビュー掲載...160731


京都魔界探訪


◎『京都魔界探訪』(扶桑社ムック)

◎扶桑社

2016年7月29日
発売開始
1000円(税抜)

amazon

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2016年7月29日、扶桑社より京都のミステリアススポットを特集したカラームック本『京都魔界探訪』が出版されました。


平安京遷都から1200年余、日本の政治の中心地として永く力を保ち、多くの歴史的なできごとの舞台となった京の街を、異界との接点を感じさせる不思議な側面を中心に、神社仏閣や史跡、人物をピックアップしてまとめられた書籍です。


本書の巻頭で特集されているのは、安倍晴明。


『陰陽師』『陰陽師玉手匣』のカラーカットを紹介し、4ページに渡り岡野玲子の特別インタビューが掲載されました。


魔界探訪記事


安倍晴明、源博雅をはじめ、『陰陽師』『陰陽師 玉手匣』に登場しているのは、京という都市の歴史の中に、実際にその生を生きた人物たち。
彼らの活躍を描くことを通して、執筆前に想像した以上の気づきに次々と導かれてゆく…豊かで広がりのある世界とつながり続ける、京都という都市の魅力について語っています。




文庫版『『陰陽師』のすべて』にインタビュー記事掲載...160731


『陰陽師』のすべて

◎文春文庫 『陰陽師』のすべて

夢枕獏

◎文藝春秋

2016年6月10日
発売開始
720円(税抜)

amazon

amazon

電子書籍ですぐ読もう!
713円(税抜)

amazon

楽天kobo

2012年、夢枕獏さんの小説『陰陽師』の第一話「玄象といふ琵琶鬼のために盗らるること」の誕生25周年を記念したムック『『陰陽師』のすべて』が出版されました。それから4年、このムックが内容もそのまま、「文春文庫」から文庫本になりました。


夢枕獏さんの執筆された『陰陽師』シリーズのさまざまな側面の魅力や、漫画や映画への他メディアへのひろがりを紹介、アナウンサーの渡辺真理さんとの対談記事、単行本未収録の短編などを満載。


作品と縁深き方々のインタビュー記事も収められており、岡野玲子は、合計7ページの単独インタビューと、以前、晴明神社で行われた座談会「今よみがえる陰陽師 安倍晴明」(抄録:初出『安倍晴明公』晴明神社・編/講談社2002年)の記事で参加しています。


陰陽師のすべて


ムックの詳しい内容については、こちら◎文藝春秋社の特設紹介サイト「『陰陽師』のすべて」(単行本版)をどうかご覧下さい。また、電子書籍も発売中で、すぐに読んでいただけます。


朝日新聞夕刊記事「私の描くグッとムービー」...150205



朝日新聞夕刊 2016年1月22日
「私の描くグッとムービー」


再録:◎朝日新聞デジタル


再録:◎朝日マリオン

2016年1月22日発売の朝日新聞夕刊、「私の描くグッとムービー」のコーナーで、岡野玲子がおすすめ映画の紹介をいたしました。


グッとムービー記事

紹介した映画は、衣笠貞之助監督の1963年作品『妖僧』。奈良時代末期の女帝、称徳天皇の寵愛をうけ法王にのぼりつめた弓削道鏡を、トップスターの市川雷蔵が演じています。


この記事は現在、こちら◎「朝日新聞デジタル」◎「朝日マリオン」(無料)のサイトで読むことができます。映画を描いた描きおろしのイラストもそのまま再録されていますので、ぜひぜひご一読を!



夢枕獏さんとの対談記事...141029

漫画「陰陽師」の原作である小説「陰陽師」シリーズの作者、作家の夢枕獏さんの対談企画記事のゲストに岡野玲子が登場しました。


グランドジャンプPREMIUM表紙

「グランドジャンプPREMIUM 11月号」(集英社・2014年10月22日発売開始)誌にて連載中の夢枕獏さんの対談記事「漫画獏談 So in love with COMICS !」の、第四回のゲストに岡野玲子が招かれました。


完結した漫画「陰陽師」と、現在連載中の「陰陽師 玉手匣」の執筆をめぐるエピソードを、原作者と漫画作家のふたりが楽しく語りました。記事は全4頁です。




「散華の美」展...131002



◎元興寺秋季特別展
「散華の美」



2013年10月26日(土)から11月10日(日)


去る2009年「弘法大師 空海入山千二百年紀」を迎えた京都・高雄山神護寺。この折の特別ご法要の散華のために、岡野は描きおろしイラストをお納めさせていただきました。 このとき用いられた散華が、今秋、奈良の元興寺の特別展「散華の美」に出品されます。


 
(クリックで拡大します)

会期は2013年10月26日(土)から11月10日(日)まで、場所は元興寺の総合収蔵所になります。◎場所や入場料など、特別展の詳細はこちらをご覧ください。


作品『陰陽師』シリーズに特別にご縁深き高雄山神護寺。
散華のイラストをお納めさせていただいた時の詳細は◎どうかこちらの記事をご覧ください。



歌舞伎「陰陽師 瀧夜叉姫」安倍晴明ポスター&グッズ...131002

歌舞伎座、2013年9月1日初日の九月花形歌舞伎「陰陽師 瀧夜叉姫」。夢枕獏さんの小説『陰陽師 瀧夜叉姫』を原作に、今をときめく花形役者さんたちが出演、大盛況で千秋楽を迎えています。


この公演の宣伝のため、岡野玲子が特別に描きおろした安倍晴明像を中央に配した特製ポスターが、8月25日(日)までJR山手線内の駅構内各所で掲示されていました。このような漫画ビジュアルを用いた歌舞伎公演のポスターは例がないとのことです。
◎こちら「歌舞伎公式総合サイト 歌舞伎美人」で、ポスターの大きなビジュアルがご覧いただけます。


また、歌舞伎座の1階のお土産所「木挽町」では、この公演限定でつくられた岡野玲子イラストの安倍晴明のクリアファイル(税込400円)とポストカード(税込150円)と単行本『陰陽師 玉手匣』が販売されました。(販売は、現在のところ9月25日(水曜日)で終了しています。)

クリアファイルポストカード



古河街角美術館にて複製原画展が開催...130706


古河街角美術館
◎古河街角美術館


2013年7月27日から8月22日
(期間中休館日あり)


日光奥州街道の要地として栄えた茨城県古河市は岡野玲子の生まれたまちです。JR古河駅西の旧城下町のエリアにある「古河街角美術館」で、このたび複製原画の企画展が開催されることになりました。


会期は7月27日(土)から8月22日(木)、入館料は無料です。開館時間や休館日、マップは◎こちら古河街角美術館のサイトでご確認ください。


出品作品は主に作品『陰陽師』からの複製原画が中心ですが、『画集 陰陽師』『陰陽師 玉手匣』の大判ポスターや『妖魅変成夜話』の表紙、さらに以前大映から発売されたレーザーディスクBOXセット『妖怪封印函』の付録ポスター「瀧夜叉姫酒宴乃図」なども展示される予定です。


緑と歴史史跡が多く残る落ち着いた古河のまち…もしお近くにお越しの際は、どうかご覧下さいね。



雑誌『湧』(ゆう)274号にインタビュー掲載...120323

古代の東洋は、シャウベルガーと同じように、
自然の中に身を置き一体になり、自然と同じ方向を見て
ひゅっと自分の中に入ってきたその自然から、示唆を得るんですね。
五行大義などを読むと、それがよくわかるんです。
東洋は一元性なんです。
自然があってその一部として自分が存在し、自分の中に自然がある。
常にそこには神秘的な繋がりがあり、
言葉だけではない全身全霊の濃密な会話や関係がある。

そのやり取りこそが「いのち」だと思うんですよね。


(雑誌『湧』(ゆう)274号 岡野玲子インタビュー記事
「いのちの泉は自分のあしもとにある」より)

自然と生命との結びにこだわりをもつ書籍を出版してきた地湧社(ぢゆうしゃ)は、隔月刊で雑誌『湧』を発行しています。2012年3・4月号として発売の『湧』274号では「震災から見えてくる未来」が特集され、岡野玲子のインタビュー記事「いのちの泉は自分のあしもとにある」が掲載されています。


東日本大震災の発生からこの一年、岡野玲子は作品『陰陽師 玉手匣』の執筆とともに、ご縁あって雄勝法印神楽の復興のお手伝いをさせていただき、ここOGDOADにても折々にメッセージを掲載してきました。


今回のインタビューでは、以前、自由大学主催のシンポジウム「シャーマニズムの未来」でお話した、エコ・テクノロジーの先駆者・ヴィクトル・シャウベルガーの思考をあらためてご紹介し、たとえば雄勝法印神楽の大切な演目のひとつ「橋引」のように、自然と人間の魂のつながりをめぐるさまざまな出来事についてのメッセージを語りました。


お住まいの場所によっては手に入れにくい雑誌ではありますが、お手にとっていただくと幸いです。


◎地湧社のサイト『湧』のページ
こちらには年間購読方法が掲載されていますが、単号の販売もできるとの事です。 定価250円[本体238円+税](送料80円)

地湧社ご連絡先 Tel:03-3258-1251 FAX:03-3258-7564
e-mail:jiyusha@jiyusha.co.jp
いずれかに、住所・名前・電話・希望号数・希望冊数をお知らせください。


『ダ・ヴィンチ2月号』インタビュー記事掲載...120111 update!

2012年1月6日発売を開始した『ダ・ヴィンチ2月号』(メディアファクトリー社刊)に、『陰陽師 玉手匣 第一巻』発売をテーマにした岡野玲子のインタビュー記事が見開き2ページで掲載されます。


生命への賛歌で輝く『陰陽師 全十三巻』(原作・夢枕獏/白泉社刊)の完結から、女神たちの愛と祝福に満ちた作品『イナンナ』(講談社刊)へ。
そして『イナンナ』を描き上げると始まった、新たな連載『陰陽師 玉手匣』への流れの連なり。

さらにこの第一巻を執筆した2011年は、東日本大震災という大きな出来事が起こった年でもありました。

甚大な試練にゆれる中の祈りと希望…この一年の作品執筆を通して感じ、出逢った、珠玉の出来事の数々についてお話しをしています。


芸術新潮『空海 花ひらく密教宇宙』...110723


芸術新潮2011年08月号
◎ 空 海
花ひらく密教宇宙


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芸術新潮11年8月号
2011年7月25日
発売
1,500円(税込)
◎新潮社


芸術新潮8月号(7月25日発売開始)では『空海 花ひらく密教宇宙』と題し、弘法大師空海の大特集がおこなわれます。
ふんだんに用いられる美しい写真と、専門家の皆さんから寄せられたテクストで、密教教学のコスモロジーや空海の行動と思想を多角的にたどる、たいへん魅力ある特集です。


この特集の特別記事として、岡野玲子の特別インタビューと、描きおろしのイラストが掲載されています。


作品「陰陽師」の主人公・安倍晴明の活躍は、空海の没後100年以上を経た後の時代のできごとでした。
しかし、巻4「白比丘尼」はじめ、巻8「安倍晴明 天の川に行きて雨を祈ること」など作中の重要な局面に、空海の足跡がうかびあがります。
さらに巻11にて安倍晴明が二ふりの剣を修理し、霊剣の祀りを執行する場所が、空海とゆかりのたいへん深い高雄山神護寺でありました。


岡野玲子のインタビューは陰陽道と密教、同じく世界の精緻な理を追求する二つのわざの共通点とそれぞれの違いにはじまり、天の理を追求する安倍晴明の冒険を描いた作品「陰陽師」の先にみた、更なる宇宙観のこと、その宇宙のすみずみまでに満ちるゆたかなハーモニーの姿とベリーダンス、晴明、空海の世界観との連なりを話した、簡潔ながらたいへん密度の濃い内容になりました。
また、この特集に寄せてイラスト「常に静と動の間に立つ空海」を新たに描きおろしました。


ちょうど7月20日から9月25日まで、◎東京国立博物館で「空海と密教美術展」がはじまりました。
ゆかりの諸寺から結集した空海直筆の書や、密教の世界観を立体的に現す仏像や美術品を通し、芸術新潮の特集で紐解いた世界を体感いただくことのできる絶好の機会でもあり、併せてご紹介いたします。



『芝祐靖の音楽』二作品の発売...110723 new!


当代きっての笛の名手であり、雅楽の古楽曲の復興に力を注いでおられる芝祐靖先生と雅楽演奏グループ・伶楽舎が、二枚の意欲作CDをリリースします。


まず一枚は、『伶楽舎 芝祐靖の音楽 復元正倉院楽器のための「敦煌琵琶譜による音楽」』。


かつて栄えたシルクロードの都市、敦煌。そこには600あまりの洞窟を埋め尽くす仏像や壁画で名高い莫高窟(ばっこうくつ)が伝わります。その洞穴から発見された巻物の中に、琵琶の譜面が含まれていました。


当初この譜面は解読不能とされていました。しかし、シルクロードの東の終着点であるここ日本には、1400年以上にわたりその命を保ち続けていた雅楽と、古楽器たちを大切に守り伝えてきた宝物庫・正倉院があり、これらを手がかりに琵琶譜は読み解かれました。


甦った琵琶譜は、芝祐靖先生によって復曲され、今回長年、正倉院の復元楽器と深く関わりそれらを奏でてきた伶楽舎による演奏の新録音のCDとして発売されます。


収録の楽曲の詳細や、演奏者のクレジットは◎こちらをご覧下さい。(日本伝統文化振興財団のサイト)

CDには、復曲された芝祐靖先生と伶楽舎の宮丸直子さんによる楽曲と楽器の解説がまとめられ、また岡野玲子の書きおろしイラストとエッセー「仙人の見せる夢幻の世界(敦煌琵琶譜による音楽)」が収められました。


次の一枚は、『伶楽舎 芝祐靖の音楽 古典雅楽様式による雅楽組曲「呼韓邪單于(こかんやぜんう)」』。


西暦30年頃、匈奴の王・呼韓邪單于は漢の元帝に拝謁し、帝から美女・王昭君を賜りました。

元帝の後宮から遙か異国に嫁ぎ、望郷の悲しみをたたえながらその民に尽くした王昭君の物語は雅楽曲「王昭君」がありますが、同じくこの物語をモチーフに、芝祐靖先生によって歌曲つきの古典形式組曲として作曲された作品が「雅楽組曲 呼韓邪單于」です。


演奏はこちらも同じく伶楽舎、2011年に府中の森芸術劇場にて全曲演奏されたときの録音です。

収録の楽曲の詳細や、演奏者のクレジットは◎こちらをご覧下さい。(日本伝統文化振興財団のサイト)



古楽器と古典曲を追い求め、眠っていたその響きに新たな命を吹き込んで現代のわたしたちに届ける第一人者である芝祐靖先生と、先生を音楽監督に精力的な演奏活動を続けてきた伶楽舎の皆さん。


長年にわたるその息の長い取り組みは、ひとたび縁が絶えると千々に散り消えてしまう貴重な宝物たちを、さらに次代へと繋ぐかけがえのないものです。


その調べは、遙か昔の世界の彼方から届けられた豊饒の世界。ぜひひととき、その深く豊かな輝きの中に遊んでみてください。



「ブッダの素顔展」復興支援ポストカード販売を拡大 ...110502 new!

budda postcard

次項でご紹介しています「ブッダの素顔展」復興支援ポストカードには、たいへん多くの皆さまにご協力をいただき、誠にありがとうございます。
引き続き全国からお問い合わせをいただいており、急遽4月29日から、東映太秦映画村「ブッダの素顔展」に加え、右記の映画館で拡大し販売されることになりました。
価格は一枚150円で、収益はすべて復興支援金として寄付されます。

◎T・ジョイ蘇我
◎T・ジョイ大泉
◎新宿バルト9
◎横浜ブルク13
◎T・ジョイ新潟万代
◎T・ジョイ長岡
◎梅田ブルク7
◎T・ジョイ京都
◎T・ジョイ出雲
◎T・ジョイ東広島
◎広島バルト11
◎T・ジョイ博多
◎T・ジョイ リバーウォーク北九州
◎T・ジョイ久留米
◎T・ジョイパークプレイス大分
◎鹿児島ミッテ10
◎「ブッダの素顔展」東映太秦映画村


「手塚治虫のブッダ」、「ブッダの素顔展」...110422 updated


ブッダの素顔展
〜鎮魂と慈悲〜
ブッダの素顔展
手塚治虫と四大巨星


2011年4月23日〜6月26日
◎東映太秦映画村
バディオス
(映画村の入村料が必要です)




(3月31日〜4月17日の東京展は終了しました)

漫画家・手塚治虫氏の代表作のひとつ「ブッダ」を原作に制作されたアニメーション映画「手塚治虫のブッダ〜赤い砂漠よ!美しく〜」が完成し、5月28日(土)から全国で公開されることになりました。

映画は全三部を予定しており、今回はのちにブッダとなる青年・シッダールタ王子の恋と戦い、青春の物語が描かれます。
◎予告編やキャストなど、映画の詳細はこちらの公式サイトでぜひご覧下さい。


岡野玲子はこの映画のイメージアートを描き、キャラクターのコンセプトに参加しています。このイメージアート5点の原画を、直接ご覧いただく機会ができました。


この映画の公開を記念した展覧会「〜鎮魂と慈悲〜ブッダの素顔展 手塚治虫と四大巨星」が、東京タワーでの東京展を終え、京都太秦にあるの東映太秦映画村で引き続き開催されます。

会期は4月23日から6月26日で、石坂浩二さん、片岡鶴太郎さん、工藤静香さん、八代亜紀さんの四人のスターの方々が描かれた仏画と、原作「ブッダ」複製原画が映画村の「パディオス」にて展示されます。
◎東映太秦映画村のサイトをご覧下さい。


会場には岡野玲子が描いたイメージアートの原画も特別展示されます。

また、展示作品をもとに作った特製ポストカードが会場で販売され、売上は、義援金としてこのたびの東日本大震災に被災された方々へお届けさせていただきます。


この展覧会の観覧には◎東映太秦映画村の入村料が必要です。 ただし特製ポストカードは、映画村の外でも販売される予定です。(村外での購入の場合は、入村料がかかりません)

岡野の描いた原画を そのまま直接皆さんにご覧いただくチャンスは滅多になく、本人もこの機会をたいへん大切に感じております。お近くまで来られる機会がありましたら、お立ち寄りいただいたら嬉しいです。


アニメーション映画
◎手塚治虫の
ブッダ
〜赤い砂漠よ!美しく〜


2011年5月
全国公開

2011年
2月11日(金)
特別前売鑑賞券
発売開始

映画「手塚治虫のブッダ〜赤い砂漠よ!美しく〜」特別前売鑑賞券は2月11日から全国の一部上映劇場で発売されています。

こちらには岡野が描いたイメージイラストのうち三点から、一組のポストカードが作られ、映画「ブッダ」の特別前売鑑賞券の購入特典としてプレゼントされています。
前売鑑賞券の価格は一般1300円、小人800円、それぞれに三枚一組のポストカードがつきます。


登場人物たちが活躍する物語世界を表現した、美しいポストカードに仕上がっています。特典の数には限りがあると思われますので、どうか前売り券はお早めにお求めくださいね。


映画「アレクサンドリア」パンフレットに記事掲載...110228


映画
◎アレクサンドリア


アレハンドル・アメナーバル監督/レイチェル・ワイズ主演


2011年3月5日
全国順次公開開始

かつて西欧最大の知恵の中枢都市だったアレクサンドリア。
その古代の終焉を、身を賭けて看取った
運命の女性科学者ヒュパティア。
歴史から抹殺された彼女を浮上させた
この映画そのものが奇跡です。

岡野玲子



作品『陰陽師』巻12「星を捕らへるもの(アストロラーボン)」には、古代の女性科学者・ヒュパティアの印象深いエピソードが収められています。


ヒュパティアは4世紀終わりから5世紀はじめ、当時世界一の図書館を持ち知の中枢であったエジプトの都市・アレクサンドリアにおいて、数学・天文学・哲学者として活躍し、多くの著作を執筆し弟子達を導きました。しかし415年、異教を攻撃する急進的なキリスト教徒たちによって暗殺されます。


彼らの破壊によってアレクサンドリア図書館は衰退、ヘレニズム学術の貴重な成果たちとともにヒュパティアの著作も失われ、彼女の存在は歴史から抹殺されてしまいます。


歴史に埋もれた存在であったヒュパティアの生涯を描いた映画が、この春日本公開されることになりました。アレハンドル・アメナーバル監督作品「アレクサンドリア」(原題:AGORA)、名優レイチェル・ワイズが聡明で美しいヒュパティアを演じています。


スクリーンには往時のアレクサンドリアの街の姿や、当時世界最高の叡智の殿堂の様子が綿密な時代考証によって再現され、かけがえのない知とひとつの時代が滅び去ることになった大事件を描き上げています。
映画は2011年3月5日から、日本全国で順次公開されます。
詳しくはこちら◎映画の公式サイトをご覧ください。


また、この映画「アレクサンドリア」のパンフレットには、岡野玲子のインタビュー記事が収められています。
現代にも通じる、歴史の大きく変わる瞬間が描かれた迫力ある映像を、ぜひ大スクリーンでご覧になってくださいね。



シンポジウム「シャーマニズムの未来」...110121


シャーマニズムの未来
〜見えないモノの声を聴くワザ〜
NPO法人東京自由大学

2011年4月23日
(土)
なかのZERO
小ホール


2011年4月23日(土)、なかのZEROホールにてNPO法人東京自由大学のシンポジウム「シャーマニズムの未来〜見えないモノの声を聴くワザ」が開催されます。
この企画は異世界や目に見えない存在の感受、そしてそれらとのコミュニケーションを対話のアート(ワザ・技芸)と捉え、未来への展望をきりひらく道を語り合うものです。参加者にはアートとシャーマニズムについての第一人者の先生方が揃い、かなりみどころ聴きどころの濃い催しになることが期待されます。


この第二部のシンポジウムのパネリストの一員として、岡野玲子が参加することになりました。
詳しい企画の内容、参加される方々の紹介、参加申し込み方法など、ぜひ以下のチラシをクリックしてご覧ください。



 
(当公演のチラシ、クリックで拡大します)

◎こちらNPO法人東京自由大学のサイトでも、企画詳細がご覧いただけます。


「平安京のコスモロジー」講演が書籍に...100501


平成20年11月30日(日)、京都大学の芝蘭会館にてシンポジウム「平安京のコスモロジー」が開催され、岡野は基調講演とパネルディスカッションに参加いたしました。
鎌田東二先生を司会に錚々たるメンバーが一堂に会し、平安京という都市に誕生し育まれ発信されてきた文化や思想を、この都市がもつコスモロジー(世界観・宇宙観)を背景とした切り口で語りあい、好評を博しました。


このたび、このシンポジウムが一冊の本になりました。 岡野がおこなった基調講演「陰陽師から見た平安京」の内容も、講演でお見せした図版とともに、加筆のうえ納められました。
この基調講演では、作品『陰陽師』の最終話に描いた、平安京の条里にひそむ数理の精妙な美とその目的を13巻発売より三年を経てお話ししています。


本書は、シンポジウム当日の充実した内容そのままに、参加者それぞれの専門分野から示された刺激的な視線の平安京論の数々を、まるごと収録したものです。
千年を越えてなお充実し続ける古代都市・平安京の秘密を、多様にお楽しみいただけることでしょう!


【 本書の内容 】

…… 第一部 ……

岡野玲子(漫画家)「陰陽師から見た平安京」
内藤正敏(写真家・民俗学)「平安京の宗教構造
〜江戸・東京との比較の観点より
河合俊雄(臨床心理学)「京都の癒し空間」

…… 第二部 ……

原田憲一(地球科学・地質学)「平安京の自然学〜資源科学から都の工業生産を考える
鳥居本幸代(平安京文化研究)「平安京の食とファッション」
中村利則(建築史・茶室研究)「京の茶室とわび・さびの美学」
関本徹生(アーティスト)「京の妖怪」

…… 第三部 ……

鎌田東二(宗教学・民俗学)「「みやこ」の形成と平安京のコスモロジー」




雅楽「散吟打毬楽」公演にイラストを寄稿...100501


◎国立劇場
雅楽
「散吟打毬楽」


2010年
6月12日(土)
2時開演

(5月11日から予約開始)

※チケット詳細は◎国立劇場のサイトをご覧ください


昔、インドのバラモン僧が
仏の三十二相を賛嘆していた時
妙音菩薩が現れてこの曲を奏した
兜率の天人が舞曲を尽くし、
迦陵頻が舞儀を為した…


古楽書にこう記された雅楽曲「散吟打毬楽」(さんぎんちょうぎゅうらく)は、み仏の三十二相(み仏に備わっている三十二の超自然的なすぐれた特性)を讃える声明「三十二相」と対に奏され重んじられた特別な曲でした。


ところが次第に合奏されることがなくなり、伝承は絶えたまま時代が流れます。
「三十二相」は声明譜を残すものの実唱されることは殆どなくなり、また「散吟打毬楽」は明治に選定された統一の雅楽譜にも記載されず忘れられてゆきました。


しかし近年になり、この曲の復興がおこなわれました。国立劇場での幾度かの復曲演奏を経て、各地の寺院でも演奏が行われるようになっています。
今回は芝祐靖先生による復曲と補曲で、今までの復曲演奏の成果をふまえた上に、新たなアプローチの演奏が試みられます。


 
(当公演のチラシ、クリックで拡大します)

このたびご依頼があり、公演に寄せてイラスト『「散吟打毬楽」のために妙音菩薩・迦陵頻』を岡野が描きおろさせていただきました。
このイラストはポスター、チラシやパンフレットなどに用いられる予定です。


声明と雅楽はそれぞれ独立した旋律を奏で、それらが縒り合わさる音楽的な美も愉しみですが、み仏の素晴らしい姿を慕い想い描き、世界を賛美するため誕生した音楽が、織りなしてゆく珠玉のひとときにぜひ皆さまお越し下さいね。




『白川静読本』に談話が掲載...100320


2006年に96歳で帰天された白川静先生は、漢字・文字の起源と読解の研究に生涯を捧げられた漢字学の巨星であられました。
その業績は亡くなられたのちも書籍や番組などに紹介され続け、いまもかけがえのない遺産として、静かな拡がりを続けています。

今年2010年は白川先生の生誕100年にあたります。
これを記念し、現代の47人の論者によるエッセイや論考を集めた『白川静読本』が平凡社より出版されました。


岡野は、昨年末に取材を受けた談話が掲載されます。
白川先生の著作との出会いのこと、『別冊太陽 白川静の世界』で実現した対談での先生の姿、東洋の根源と先生との固い繋がりのこと…。
「彗星の人」と題し、全三頁の記事となりました。



本書は五木寛之氏と松岡正剛氏の巻頭対談ではじまり、「白川静という人」「白川学の広がり」「著作をどう読むか」の三部に研究者、作家、詩人、デザイナー、芸能者など47人の方々が論を寄せる充実の内容となっています。


またここOGDOADでは、お許しを得て以前より白川先生の文章「大地」(『桂東雑記IV』所収)を転載させていただいています。
(※左側サイドバー[web special]一番下の記事です。)
先生の言葉を少しでも伝え広げたいと岡野が願ったものです。どうか本書と併せてご覧下さいね。




スターピープル フォー・アセンション誌...091211 updated


スピリチュアルな話題を特集する雑誌『スターピープル フォー・アセンション』(ナチュラルスピリット社)の2009年冬号(vol.31)巻頭に、インタビュー記事が掲載されました。


順を踏んで導かれるようにすすむ、作品の執筆のプロセスのこと。作品『陰陽師』のクライマックス、完結から、新たな連載『イナンナ』へと至る軌跡。ふたつの作品に流れ続けている「女性性」という根源的な、この今、とても大切なテーマのこと。
これらほか、四ページに渡り語っています。


奇しくも掲載誌の今号の特集は「NO MIND」、岡野が敬する合気道の創始者・植芝盛平さんの記事もあります。機会がありましたら、どうかご覧ください。




弘法大師 空海入山千二百年紀...091231 updated

弘法大師 空海入山千二百年紀

2009年10月1日(木)から
12月6日(日)

(夜間特別拝観やライトアップは11月から)

◎高雄山 神護寺
◎高雄保勝会


京の乾、愛宕に連なる高雄山に開かれた神護寺。
奈良から平安へと京が移り変わる時代において最も重要な人物のひとりであり、平安京造宮大夫をつとめた和気清麻呂によって開かれ、後には唐より帰朝した弘法大師空海が住まい、この地で鎮護国家の修法や灌頂をおこないました。


作品『陰陽師』の物語は、神護寺に、たいへんふかいご縁をいただいています。
巻十一、内裏が焼亡した大事件のあと、温明殿から焼け出された一対の霊剣の修理を、安倍晴明が奏上しました。鍛冶の聖地として晴明が剣を仕上げ、賀茂保憲とともに三皇五帝祭を執り行った史実に名を残す大切な場所が、高雄山神護寺でした。


神護寺


さらに『陰陽師』完結前の最後の物語、
」各章の扉に記された題字は、現在神護寺の山主をつとめておられる谷内弘照氏が、したためてくださったものです。


今年2009年に神護寺は「弘法大師 空海入山千二百年紀」を迎え、七度の特別な法要がつとめられます。これを記念する品の一つとして散華が作られることとなり、過日、岡野は描きおろしの絵を四種お納めいたしました。

 
(クリックで拡大します)


「弘法大師 空海入山千二百年紀」の詳細は◎高雄保勝会のサイトで詳しくご覧いただけます。◎神護寺のサイトはこちらで、◎ブログにも散華の記事を掲載(ある一定の条件で配布もされているようです)いただいています。




【 岡野が法要に列席いたしました 】


去る10月1日、京都・高雄の神護寺で弘法大師空海入山千二百年紀開白法要が執り行われ、岡野も列席いたしました。雨の合間の晴れ日の京都は時折厚い雲間から微笑みのように七色の光がこぼれ、たいへんに佳き日よりとなりました。

日の暮れた後の境内は点々と優しい灯りがともされ、深遠なる姿をたたえた大師堂の弘法大師を拝したのち、金堂に入りました。
まばゆい光に包まれた薬師如来と諸仏が見守る中、厳かに儀式は執り行われました。
式にはこのためにお納めした絵を用いて造られた散華を使っていただき、ふたいろのもみじ葉に戯れる鳳凰と青龍がはらはらと播かれました。

この千年以上の由緒を繋ぐ大切なお寺で、無事に大任を果たされましたご住職のご挨拶を拝聴し、和気清麻呂公の霊廟にご参拝し、灯りに導かれ境内を後にしました。

高雄はまだ紅葉には早い時期ではありましたが、この後紅葉の最盛期・11月にはライトアップと夜間参拝がはじまり、弘法大師が居住していた大師堂は特別拝観が行われ、前述の大師像もご開帳されます。
今も1200年前の昔も変わらぬ闇夜、高雄の紅葉に包まれ粛然と鎮まる寺を、どうかこの機会にご訪問くださいね。


ロンドンで、John Foxxの展覧会に参加...090907 new !

John Foxx DNA exhibition

ジョン・フォックス
展覧会「DNA」


2009年7月24日〜29日

ロンドン、ホースホスピタル

◎the official John Foxx website


John Foxxは70年代後半からニュー・ウェイヴ・ミュージックの先駆けとして活躍したウルトラヴォックス(Ultravox)の創設者。'80年に脱退後は、音楽のみならずグラフィックや映像分野も手がける総合的なアーティストとして制作活動を続けています。


2009年7月24日〜29日、John Foxx企画の展覧会「DNA Exhibition」がロンドンのホースホスピタル(馬の病院)で開催されました。 John Foxxと、彼に影響を受けたアーティストたちが作品を持ち寄ったもので、

アレックス・プロヤス
(Alex Proyas:映画「アイ・ロボット」の監督)

ニック・ローズ
(Nick Rhodes:デュラン・デュラン)

ゲイリー・ニューマン
(Gary Numan:ミュージシャン)

カーボーン
(Karborn:DJ)

イアン・エメス
(Ian Emes:映像作家、ピンク・フロイドのライブやデュラン・デュランのPVなど)

らに加え、日本からはヴィジュアリストの手塚眞が短編フィルムを、岡野がイラストレーション「Dance with me」を出品しました。


《 岡野よりメッセージ 》

1970年代終わりから80年代にかけて活躍のUltravox のリーダー、John Foxxの展覧会に参加しました。
Ultravoxの音楽は、岡野がデビュー当時から、きいていたもので、デビュー作はもちろん、『ファンシィダンス』執筆中も、特に、John Foxx独立後のアルバム「The Garden」は、主人公陽平と、真朱さんのロマンスのバックに欠かせないものでした。

現在も活動中のJohn のアルバム、「Cathedral Ocean」のシリーズも、『陰陽師』『妖魅変成夜話』そして『イナンナ』の制作現場で欠かせない音楽です。 それ以外にも、Johnの音楽は、私の生活においてとても大きな位置を占めています。
今回縁あって、参加に声がかかり、Johnの数ある曲のうち、Dance With Meの曲のイメージイラストを1点Johnの為に描き下ろしました。

◎John Foxxの情報サイトの「DNA Exhibition」情報
◎デュラン・デュランのサイトから、ニック・ローズの展示
◎手塚眞氏ブログより「DNA Exhibition」のエントリ


「少女マンガ特別3人展〜星と月と太陽と〜」で講演...090705

2009年7月22日、日本では46年ぶりに観測することができる皆既日食の日。観測が可能な奄美大島では、様々な記念イベントが企画されています。
そのひとつとして、少女マンガの作品展覧会が開催されることになりました。

2009年奄美大島皆既日食記念
少女マンガ特別3人展

〜星と月と太陽と〜

展示作家:萩尾望都、美内すずえ、岡野玲子
◎特別展チラシはこちらです
2009年7月12日(日)〜7月26日(日)
奄美文化センター◎google地図

入場料:500円(小中高校生は200円)
開館時間:平日午後3時から8時、
土日祝は午前10時から午後8時

この会期中の7月19日(日)、午後3時〜4時の予定で岡野の講演が催されます。
参加方法、講演の入場料などは、直接 主催の◎アマミーナ実行委員会(お問い合わせ電話:080-1763-7728)にお問い合わせください。


同じ12日の午後1時からは萩尾望都さん、25日の午後1時からは美内すずえさんの対談会が催されます。


岡野の貸出作品はおもに高品位の複製原画になりますが、僅かながら原画も出品しようと考えています。
この七月の奄美をご訪問される際には、どうか会場に足を運んでみてくださいね。



シンポジウム「手塚治虫アカデミー2009」に参加...090320

◎手塚治虫アカデミー2009

cosmoチラシ


アタマトテ・インターナショナル
◎東京文化発信プロジェクト


マンガとアニメーションの巨匠・手塚治虫氏の生誕80周年を記念し、昨年から開催されている連続シンポジウム『手塚治虫アカデミー2009』。
4月25日(土)開催の『永遠の火の鳥』のパネリストの1人として、岡野玲子が参加いたします。


「手塚治虫アカデミー」は、ヴィジュアリスト・手塚眞氏をナビゲーターに、江戸東京博物館で開催されている連続シンポジウムです。
現代に活躍しているパネリスト達が、手塚治虫の作品世界をテーマに、多様な切り口で語り合います。

【プログラム:3】『永遠の火の鳥』
「もしも永遠の命が与えられたら?」手塚治虫のライフワークであり、マンガのひとつの到達点とも言える『火の鳥』は雄大な視野と哲学をも感じさせる、マンガの枠を越えた一大思想とも読めます。その構造を現代の「知力」から新たに読み解くことで、未来の日本の文化の方向を探ってゆきます。

4月25日(土)14:00〜16:30
松岡正剛(編集工学研究所所長、イシス編集学校校長)
夢枕獏(小説家)
夏目房之介(マンガ・コラムニスト)
岡野玲子(漫画家)

ナビゲーター:手塚眞(ヴィジュアリスト)
司会進行:渡邊あゆみ(NHKアナウンサー)

会場:江戸東京博物館(JR両国駅すぐ)

参加方法は無料ですが、3月31日当日消印有効の、事前申し込み(ハガキまたはネット)が必要です。

◎応募方法は、こちらのサイトをご覧ください。

◎このイベントのチラシはこちらです。
【プログラム:1】『日本アニメの未来』4月18日(土)
【プログラム:2】『アートへの道』4月18日(土)
の詳細も、ぜひご覧ください。会場地図も掲載されています。


『雅楽だより』にエッセイが再掲...081221


『雅楽だより』16号

◎雅楽協議会

2009年1月1日発行予定

2008年6月、芝祐靖氏によって復曲、国立劇場で初演された雅楽『皇帝破陣楽』。
この公演のパンフレットに岡野が寄稿した小文『日本の宝物「雅楽」に寄せて』が、2009年1月1日発行の『雅楽だより16号』に再録されることになりました。

この失われた大曲の復活を言祝ぎ、古代日本精神の粋が凝縮された、雅楽という宝の継承と発展を願っています。

『雅楽だより』とは雅楽文化の維持と発展、継承のために設立され、活動を行っている団体「雅楽協議会」が年四回発行している機関誌です。
こちらの◎雅楽協議会のサイトに、『雅楽だより』の取り寄せ方法が記載されています。


月刊『ガンダムエース』2月号に対談記事が掲載...081221

◎角川書店の月刊誌『月刊ガンダムエース』はアニメ『機動戦士ガンダム』シリーズの専門誌です。

本誌には『機動戦士ガンダム』総監督、富野由悠季さんによるインタビュー企画『教えて下さい。富野です』が連載されており、2月号(2008年12月25日発売予定)に岡野との対談が掲載されます。

対談記事はフルカラー全8ページです。




シンポジウム「平安京のコスモロジー」に参加...081125


京都府/京都大学こころの未来研究センターが共同企画したシンポジウム 「平安京のコスモロジー」が2008年11月30日(日)に開催されます。
この基調報告者のひとりとして岡野が参加いたします。
報告テーマは、「陰陽師から見た平安京」を予定しています。


コーディネートは京都大学こころの未来研究センター教授の鎌田東二先生。
内藤正敏先生、河合俊雄先生の基調報告のほかに、パネルディスカッションが開催されます。

(参加証の事前申込は11月20日、定員に達し、締め切られました)

シンポジウム詳細は◎こちらの京都大学のサイトもご覧ください。


『雅楽篳篥 千年の秘伝』表紙イラスト...080711new


◎『雅楽篳篥 千年の秘伝』

◎たちばな出版

2008年8月下旬発売開始予定
4830円(税込)

京都方楽家の安倍家は、奈良時代の和安部朝臣(やまとあべのあそみ)を祖とし、平安期の名手・安倍季政を楽祖に、代々篳篥を伝えてきた名門です。

この家の二十九代として、楽と篳篥の演奏と継承に力を尽くしておられる安倍季昌氏の新著表紙に、岡野がイラストを描きおろしました。題材は、人長の舞です。

書物は、安倍家代々が伝えてきた数々の秘伝と資料を満載した、本格的で貴重な内容になっています。◎これら詳細は、たちばな出版のサイトをご覧ください。


『管弦〜幻の大曲「皇帝破陣楽」を聴く〜』にエッセイ寄稿...080711new

応仁の乱でその伝承が絶えた雅楽曲『皇帝破陣楽』(おうだいはじんらく)。これは古より「四箇大曲」(四つの大曲)のひとつとして、特に秘され、重んじられてきた曲でした。
この幻の曲が芝祐靖氏の手によって復曲され、去る2008年6月14日に国立劇場にて廃絶後に初めて演奏されています。

この演奏会パンフレット『管弦〜幻の大曲『皇帝破陣楽』を聴く〜』に、岡野がエッセイ『日本の宝物「雅楽」に寄せて』を寄稿しています。
また、「皇帝破陣楽」の曲解説と復曲の詳細を、七頁に渡り芝祐靖氏がまとめておられ、たいへん貴重な資料となっています。

このパンフレットは在庫のある限り、郵送で取り寄せが可能だそうです。
詳しくは ◎こちらの国立劇場にお問い合わせください。


少女マンガ パワー!展...080314 update!

少女マンガのルーツから現在までを紹介した展覧会「Shojo Manga! Girl Power!」が数年にわたる全米巡回を終え、リニューアルを施した「少女マンガパワー!展」となり、日本に上陸することになりました。


まずは
2月16日(土)〜3月30日(日)◎川崎市市民ミュージアム を皮切りに、


新潟◎新潟市新津美術館4月12日(土)〜5月25日(日)
京都◎京都国際マンガミュージアム7月19日(土)〜8月31日(日)
高知◎高知市横山隆一記念まんが館9月6日(土)〜11月9日(日)

と全国を巡回する予定です。

(展示時間、入場料、アクセスなどは各館名リンクにてご覧ください)

会場には手塚治虫さんをはじめ23名の作家さんの原画、複製原画、出版資料やグッズ、アメリカ展での報告パネルなど300点以上が並ぶ予定です。

岡野の出品は、精密に複製された原画と、2005年秋に作品『陰陽師』の装丁家、祖父江慎さんの展覧会「祖父江慎+cozfish展」で披露された、羅盤の上に単行本を配した立体展示となる予定です。

また、この展覧会のカタログに岡野のインタビュー記事が収録されています。マンガを描くことになったきっかけや、関心事、制作モチベーションの保ち方など多くの質問に答えています。


柴崎友香さん『ワンダーワード』に対談が再録...0780314new

大阪芸術大学がつくる漫画雑誌『大学漫画』に、小説家・柴崎友香さんと漫画家さんの対談とエッセーが連載されており、2006年8月刊行の『大学漫画 vol.6』では、岡野との対談が掲載されました。

このたびその連載が、柴崎友香さんと七人の漫画家との対談・エッセイ集『ワンダーワード』としてまとめられ、岡野との対談もそのまま再録されています。
作品『陰陽師』完結を終えて、その執筆の経験を語っています。


Belly dance Japan誌にインタビュー記事が掲載...071201new

Belly dance Japan (ベリーダンス・ジャパン)は、ベリーダンスのムック誌。11月30日リリースのvol.2に岡野のインタビュー記事が掲載されました。

『週刊モーニング』の連載『イナンナ』初回掲載時のカラーカット一点を添え、半ページのボリュームですが、作品化のきっかけやその表現についてを語っています。

本誌は、ダンサー達の迫力ある舞姿やインタビューが沢山収められ、世界と日本の現在のベリーダンスをリポートしている、美しい専門誌です。


雑誌『Beth』vol.02号にインタビュー掲載...070224

発売中の女性漫画誌『Beth』創刊第2号に、「憧れの天才たち」というテーマが特集されています。

作品『陰陽師』の安倍晴明も、わが国随一の天才陰陽師として、見開き2ページにとりあげられました。
晴明の紹介と、その才能について語った岡野のインタビューが掲載されています。


『なごみ』2006年12月号にエッセイとイラスト寄稿...061204


◎淡交社から出版のグラフィック茶道誌『なごみ』12月号で、春日若宮おん祭が特集されました。美しい写真を多数織り交ぜ、祭の由来や式次第、色どり豊かな祭具などを詳しく紹介したもので、30ページ以上にわたっています。

この特集にOKANOは1ページのエッセイとカットイラスト「和舞」を寄せています。「おん祭の神苑の闇」と題し、ご祭礼に参列したときの素晴らしいひと時の様子を綴りました。

◎春日若宮おん祭は今年も12月半ばに執行され、若宮様のお渡りのあと、古より伝わる楽や舞、選りすぐりの芸能のかずかずが奉納されます。


『AERA COMIC ニッポンのマンガ』に掲載...061014


10月20日、手塚治虫文化賞の10周年を記念して、A4サイズのムック本『AERA COMIC ニッポンのマンガ』が朝日新聞社から発行されます。

2001年に第五回のマンガ大賞を受賞した岡野も特集されています。

見開き二ページのイラスト「太陽」を新たに描きおろし、また「Making of 陰陽師」として十三巻最終話のワンシーンの制作プロセスを特別に紹介しました。
物質界を超えた世界を紙の上に描きおこす作業の一端を再現しています。



NHK BS-2の番組「マンガノゲンバ」に出演...061014 update

マンガノゲンバ


◎NHK BS-2


NHK BS-2の番組「マンガノゲンバ」内のコーナー「作者ノゲンバ」に、岡野が出演することになりました。
おもに作品『妖魅変成夜話』の執筆の様子を紹介しています。

オンエアの日時は、10月10日(火曜日)23:30〜24:00の予定です。
(BSハイビジョンでの初回再放送は10月13日(金曜日)18:00〜18:30です。)

【お知らせ】
10月10日、オンエアされた「マンガノゲンバ」では、作品『陰陽師』の巻十三の登場人物・白比丘尼が、真葛というテロップで紹介されるという誤りがありました。
(13日・NHK-BShi 以後の再放送では訂正されています。)


大阪芸術大学『大学漫画 vol.6』に対談が掲載...061004


大阪芸術大学が発行している漫画雑誌『大学漫画』(小池書院から発売中)のvol.6に、小説家の柴崎友香さんと岡野の対談記事が掲載されています。

ボリュームは全8ページ。
13年間の歳月をかけ稀代の陰陽師・安倍晴明の姿を描きあげた、作品『陰陽師』制作の日々を語ります。

またこのコーナーで柴崎さんは、『陰陽師』に寄せて美しい小文を執筆くださいました。
どうか併せてご覧ください。


『JAPAN NOW 2006』にインタビュー記事が掲載...060503



◎『JAPAN NOW 2006』


株式会社ジャパン・ナウ
税込2000円


発行22年を数える情報誌『JAPAN NOW』の2006年版が、先日刊行されました。
この雑誌は訪日外国人の方々に日本の観光や文化を紹介するために編纂され、日本語の記事には英語の対訳が付いています。


この巻頭記事「Message for Japan」にOKANOのインタビュー記事が三頁、「自然のエネルギーと日本の原風景」と題して掲載されています。

はるか古代からこの日本に大切に保たれてきた自然のエネルギーと人との関わりを、『陰陽師』の制作のさまざまなエッセンスを通じて語りました。

 

またそれを描くための、漫画という表現手段に秘められていた大きな可能性や、その企まざる作業の過程についても話しています。




『JAPAN NOW 2006』は書店で一般販売されず、日本の主要なホテルの各部屋に配本されている書籍ですが、直接発売元の(株)ジャパン・ナウに購入を申し込むことができます。

【問い合せ先】株式会社ジャパン・ナウ 電話:03-3536-1751

編集は工作舎、そのほかの「Message for Japan」は河合隼雄さんと中村獅童さん、特集の柱は「ときとうつろい」「近代の面影」の二つのテーマがまとめられています。



第四回国際文化フォーラムのセッションに参加...061004

座談会
神話と文化II
〜月と女性の神話〜


◎文化庁
国際文化フォーラム


文化庁の主催する国際文化フォーラムでは今年第四回を迎え、「文化の多様性」を共通テーマに7つのセッションが展開されます。

そのうちのひとつ、伊勢斎宮のお膝元にある「いつきのみや歴史体験館」で開催されるセッションに岡野の参加が決まりました。


無料の一般公募で定員は150人です。
連絡先、申し込み方法は◎こちらの『文化庁のサイト』の[中沢座長座談会]を参照ください。

座談会「神話と文化II」−月と女性の神話−
日時:10月29日(日曜日)13:30〜17:00
パネリスト:中沢新一さん、鶴岡真弓さん、サイモン・ケイナーさん、岡野玲子
場所:いつきのみや歴史体験館(三重県多気郡明和町斎宮3046番地25)


「化け物の文化誌展」に原画を展示...061014new


化け物の文化誌展


平成18年
10月17日(火)〜
11月12日(日)


◎国立科学博物館
上野本館



◎国立科学博物館と生き物文化誌学会が企画する展覧会「化け物の文化誌展〜生き物に注がれた科学の目」が10月17日から開催されます。

展示は、日本の伝承の中にひそむ河童や天狗、龍、麒麟、ヌエなどの「化け物」たちから、深海に棲む「リュウグウノツカイ」「ダイオウイカ」など現代に目にすることのできる化け物まで、文献資料や実物標本を用いて紹介しています。


『妖怪絵巻』や曹源寺が所蔵する「河童の手」も出品されるのですが、作品『陰陽師』からも、原画が貸出され展示されることになりました。
(複製原画ではありません。)どのシーンが登場するかは、どうかお楽しみに。

国立科学博物館・上野本館の開館時間や入館料・地図などは◎国立科学博物館のサイトで、◎展示内容の詳細はこちらでご覧ください。



月刊『ダ・ヴィンチ』12月号にインタビュー掲載...051109new



◎『ダ・ヴィンチ』
12月号


メディアファクトリー
税込450円

2005年11月5日発売開始の月刊ダ・ヴィンチ12月号には、全4ページで「『陰陽師』全十三巻完結特別企画」の小特集が掲載されました。


完結した作品『陰陽師』について語って下さったのは、作家の荒俣宏さんと、怪奇幻想文学評論家でありアンソロジストである東雅夫さん。

『陰陽師』連載中には、対談や特集記事などを通して何度もこの作品に言葉を寄せてくださったお二人の、緻密で美しい言祝ぎです。

そして『巻十三 太陽』完成直後に採録されたOKANOの語り、計三本のインタビューで記事はまとめられています。




◎メディアファクトリーwebダ・ヴィンチ

『二十世紀イリュストレ大全 第三巻』に推薦文を寄せました...041203new

20世紀初頭、パリでセクシーガールのイラストレーション文化が華ひらきました。
蠱惑的なファッションを身に纏った女性たちが風俗雑誌や物語挿し絵などを舞台に一世を風靡し、エロスあふれるロマンチックな図柄は少女まんがのルーツのひとつといわれています。

本書『二十世紀イリュストレ大全』は5000冊以上のパリの風俗雑誌を私蔵している荒俣宏さんが、選りすぐったイラストレーションを全三巻に編んだもの。

11月に第三巻として『セクシービューティーズ』が出版されましたが、OKANOは本書に推薦文を寄せました。
オビとカバー見返しでごらんいただけます。

◎(イーエスブックの本書紹介ページ)

『別冊太陽 知のネットワークの先覚者 平田篤胤』に探訪記事...040508new




◎『別冊太陽
知のネットワークの
先覚者
平田篤胤』



米田勝安・荒俣宏 編

平凡社
本体 2400円

平凡社から『別冊太陽 知のネットワークの先覚者 平田篤胤』が発売されました。

編者は平田篤胤の宗家を継いでおられる米田勝安さんと博覧強記で知られる碩学・荒俣宏さんで、特集記事には平田家に伝わる厖大な未公開資料や木曾の中津川に遺された貴重な記録がふんだんに収められています。

うち特集「『夜明け前』の木曾路を訪ねる」では、OKANOが荒俣宏さんの案内を得て、中山道の宿場町だった馬籠と中津川を訪れ、明治期の作家・島崎藤村の作品『夜明け前』と平田篤胤をテーマに取材を受けたものです。



平田篤胤は幕末期の尊皇攘夷運動と明治維新に大きな影響を与えた国学の思想家として知られていますが、実際にはその枠におさまらない幅広いジャンルに取り組んでいた研究者でした。

篤胤の知識や調査は民俗学、文学、宗教学は神道をはじめキリスト教や仏教、儒教、道教神仙道、天文暦学、地理学、医学と蘭学、物理学、兵学などに及ぶ広範囲なものでした。

その才に学んだ門人も多く、生前没後を総計するとその人数は四千人を越えるといわれています。
また中山道の重要な宿場町の中津川は、人、モノ、商品、お金の集散流通を背景に街道の要衝として栄え、江戸時代末期には平田学がさかんにおこなわれ、弟子を数多く輩出した知の拠点でした。

江戸や京をはじめ全国で展開する幕末日本の情況はすみやかに収集され、門人たちに把握吟味されていました。

今でもこの地には、当時の様子を物語る厖大な資料が伝わっています。


後年その隣の馬籠の宿場に生まれた作家・島崎藤村は、中津川の平田門人から平田学のてほどきを受け激動の明治維新という時代を生きた実父の生涯をモデルに、長編の小説を書きました。
作家の最晩年の昭和四年『中央公論』誌に連載がはじまった作品『夜明け前』です。

主人公・半蔵は中津川で学んだ平田学に共感し、維新の理想をこの地方で実践しようと、苦難の一生をあゆみます。

特集「『夜明け前』の木曾路を訪ねる」では、まず、このたびの馬籠・中津川訪問のキーワードが、奇しくも現在執筆中の作品『陰陽師』と通じて重なることを示します。
そして一見、苦悩し精神的においつめられてゆく青山半蔵のあゆんだ道とは実は何であったのかを読み解き、そのテーマの今に通じるリアリティを語りました。

また、篤胤に関しては主著『霊の真柱』を中心に、万葉の時代びとの世界観と照らし合わせながら、その思索と理想についてを考察しています。


藤村の父の足跡や平田門人たちの思想の痕跡を伝える資料や、宿場町の姿を伝える写真も織り混ぜて、特集は17頁に渡りました。
この地の風土を抱いている美しい恵那山の姿もどうか併せてご覧ください。

(なお、この特集は2004年4月に開館した中津川市中山道歴史資料館の開館記念に限定配布された記念誌にも転載されています。)

◎平凡社

白川静博士の『常用字解』をおすすめします!...040305



◎『白川静 
常用字解』

白川静 著


平凡社
税別2800円



いつも持って歩きたい美味しい本!
出るのを待ってマシタ。
子供が生まれたと聞いたら即一冊、送りつける。
お金のように世の中にまわしちゃいたい本ですわ。

岡野玲子

漢字学の巨人・白川静博士の新しい字書です。◎項目を必要最小限の常用漢字1945文字に絞り、字形とその意味をやさしく正確に解説してあります。

漢字はもとの形(甲骨文字・金文など)から正しく理解できるよう説き、また漢字の各部品、各要素はそれらを司る字形の基本構造から説明されていますので、本書に含まれない漢字の意味も自然に類推できるようになることでしょう。

とくに漢字の杜の奥深さに目覚める世代のかけがえのない入門書として、また、その杜の見事さ素晴らしさにしみじみと感じ入る世代が、側に置き親しむ書として、ぜひおすすめしたい一冊です。

◎平凡社

安倍晴明千年祭プレ・フォーラムにて講演・対談...031030update

安倍晴明千年祭
プレ・フォーラム


(◎告知ポスター236kb)

好評のうちに無事終了いたしました
2003年
9月28日(日)

和泉市立人権文化センター市民文化ホール


安倍晴明千年祭プレ・フォーラム
今、よみがえる晴明伝説
現代の闇を照らす「安倍晴明と葛葉伝説」
〜安倍晴明の虚像と実像 日本の説話伝説を考える〜


各地に伝わる安倍晴明伝説のうち、晴明の出生にまつわる言い伝えとして有名な『葛葉伝説』。
この伝説の舞台・信太の森がある大阪府和泉市では、安倍晴明没後千年を控えて「安倍晴明千年祭プレ・フォーラム」が開催されました。
プログラムでは国文学者の中西進先生、阪口弘之先生、民俗学者の小松和彦先生それぞれの講演や、夢枕獏さん、OKANOのショートトークと対談、最後に参加者が揃ってのフォーラム「今なぜ安倍晴明か」がひらかれました。


OKANOは、晴明公の生母をテーマに語りました。これは信太のこの地ゆえに講演でははじめて語る主題でもありました。



【このフォーラムの様子を詳しく記録した新聞記事が発行されました】


去る10月17日付け産経新聞大阪版夕刊の【事業特集】に、
見開き二頁に渡ってこのフォーラムの詳しいレポートが掲載されました。
午前中に催された小松先生・阪口先生・中西先生それぞれの講義がわかりやすくまとめられており、午後の夢枕氏とOKANOの講演もそのまま文字に残されています。最後のシンポジウムのディスカッション内容も抜粋してまとめられている、たいへん充実した記事です。

記事の掲載された新聞は多少在庫を残しているそうです。
取り寄せなどお問い合せは
産経新聞大阪本社 電話06-6343-3140(担当:事業局/三浦)
までご連絡ください。

なお、このフォーラムと信太について述べたOKANOのコメント◎「安倍晴明と葛葉伝説」でも触れていますが、この日の講演のレジュメには作品『陰陽師』巻八の巻末に収録した「付記」を、「安倍晴明と土御門第」と改題し再録しています。
文章の内容は変更をおこなっていませんので、単行本をお持ちのかたは新聞記事と併せてどうかご参照くださいね。

フォーラムのレポートが掲載された記事のお問い合せ先
産経新聞大阪本社 電話06-6343-3140(担当:事業局/三浦)

JR東海の車載雑誌『ひととき』にインタビュー記事掲載...031030



◎『ひととき』
11月号


ジェイアール東海エージェンシー
税込390円

11月1日から車内配布開始の雑誌『ひととき』第11月号で「春日若宮おん祭〜粛然かつ絢爛に一年の締めの祭り」が特集されています。

奈良の春日神宮でおよそ900年もの永きにわたり冬ごとに営まれてきた壮麗な祭、春日若宮おん祭。今年2003年は若宮神ご出現一千年にあたり、例年にもまして壮麗な祭りが執り行なわれるとのこと。

今回の特集は18頁にわたり、大小の美しい写真をふんだんに用いて、祭事の様子や名高い奉納芸能のかずかずを紹介、解説しています。
うち奉納される数々の芸能を紹介し解説した「浄闇に優麗典雅な舞」のパートに、OKANOが取材を受けてコメントを寄せています。

雑誌『ひととき』は東海道・山陽新幹線のグリーン車に搭載されています。
また東海道新幹線の駅のキヨスクの一部(東京駅・新横浜駅・静岡駅・名古屋駅・京都駅・新大阪駅)、一部書店でもお求めいただけます。
詳しくは(株)ジェイアール東海エージェンシー『ひととき』事務局(フリーダイヤル0120-698886/平日10:00〜17:00)までお問い合せください。

ジェイアール東海エージェンシー『ひととき』事務局
フリーダイヤル0120-698886/平日10:00〜17:00

ハヤカワ文庫FTの記念小冊子に推薦文を寄稿...031030new

珠玉の海外ファンタジイ小説を揃えたハヤカワ文庫FTシリーズが、今年で創刊25周年を迎えます。
25年前このシリーズで、栄えある001号として出版されたのがPAマキリップ女史の作品『妖女サイベルの呼び声』(翻訳:佐藤高子)。この作品が、マガジンハウス社から復刻されたOKANOの作品◎『コーリング』(全三巻)の原作なのです。

このハヤカワ文庫FTの25周年を記念した記念小冊子『ハヤカワ文庫FT創刊25周年』が作られました。ここへ『妖女サイベルの呼び声』への推薦小文をOKANOが寄せております。
小冊子は全16ページ文庫サイズです。10月25日から全国書店で開催のハヤカワ文庫フェアにて無料で配布されています。本屋で目にされたら、どうかご覧下さいね。


雑誌『ダ・ヴィンチ』11月号に対談が掲載されます...031001



◎『ダ・ヴィンチ』
11月号


メディアファクトリー
税込450円

10月6日(月曜日)発売開始予定の月刊誌『ダ・ヴィンチ11月号』に、4ページに渡り、高原豊明さんとの対談が掲載されます。


高原豊明さん※は知るひとぞ知る、気鋭の安倍晴明伝説研究家。日本全国の安倍晴明伝説の地を丹念に訪ね歩き、その成果を写真集に纏めてこられました。

ホキ※内伝、種、饗膳、晴明伝説のフィールドワーク…中国古代祭器であるホとキのレプリカの写真をはじめ、高原さんがお持ちの資料も披露されています。

この対談は『月刊メロディ』連載の作品『陰陽師』が最終章に突入した今この時に、OKANOの願いで実現したもの。
4ページと小さな特集ですが、巻11の拡がりと現在の連載の展開にドキドキしてくださっている読者のかたは、どうかぜひご覧くださいね。

※高原豊明さんの「高」の漢字は正しくはです。

※ホキ=

◎メディアファクトリーwebダ・ヴィンチ(10月6日ごろ更新されます)

夢枕獏さんの対談・エッセー集に'96年の対談転載...030829



『摩多羅神の贄』

夢枕 獏
あんず堂
本体1,700円

作品『陰陽師』の原作者・夢枕獏さんが、舞台や映画について各誌に書かれたエッセーや対談などを纏めた書籍『摩多羅神の贄』(またらじんのにえ)が出版されました。

ここに1996年2月に『銀座百点』に掲載された、OKANOとの短い対談「『陰陽師』と鬼やらい〜平安時代に魅せられた理由」が転載されています。
この部分の総量は10頁です。

ほぼ巻五に収録分を執筆中の頃の小さな対談ですが、話題は「鬼やらい」や「雅楽・舞楽」の秘事を巡り、終盤ひょっこり「河図洛書」が出てきたり、その後の晴明の活躍を伺わせるキーワードが見え隠れします。


◎あんず堂

『白川静 桂東雑記1』に白川博士との対談が再収録...030710



『白川静 桂東雑記1』


白川静 著

平凡社
本体1,800円

漢字はその源から神とヒトの交歓を宿してきたことを解いた、文字研究の傑人・白川静博士の近著◎『白川静 桂東雑記1』が発売されました。

この書物には、以前ムック◎『白川静の世界〜漢字ものがたり』(平成14年12月刊行)に掲載されたOKANOとの特集対談「みえるもの・みえないもの〜「境」のふしぎの出来事」が収録されています。ムックに掲載されている対談写真の転載はありませんが、対談内容はそのまま載せられています。


対談では「狂」の文字の孕むその意味の源の話題からはじまり、そのかみ魂や霊的な力がどのように変換されて文字というかたちに結実してきたのかを巡り、さらには文字に残され、保たれ続けてきた原初の思考の痕跡についてを語っています。
そして 最後には白川氏が井上靖賞を受賞された時の、OKANOとっておきのエピソードを披露しました。


◎『白川静 桂東雑記1』はおもに近年の白川博士の講演や対談・インタビューを中心に集めて編まれた書物です。
小さな漢字の奥深く折り畳まれて隠された、古代の叡智と精神のかずかずが、力強く闊達な話し言葉で語られており、論文集とはまた異なる味わいをもっています。スタイルはカジュアルですが深淵。「望」の金文も美しい本著をぜひご覧ください。


◎平凡社

『東方宗教 第101号』に『陰陽師の作品世界』再録...030710



『東方宗教
第101号 』


日本道教学会

日本道教学会事務局
本体2,800円

日本道教学会が発行の学会誌◎『東方宗教 第101号』に、平成14年11月9日に開催された「日本道教学会 第五十三回大会」関連の諸資料が掲載されています。

掲載内容は当日発表された研究報告に基づく論考が二篇と、会場で配られた◎『大会要項』の掲載文の再録です。OKANOが◎『大会要項』に寄せた文「『陰陽師』の作品世界」(1600文字前後)も再録されています。

『東方宗教』第101号の内容詳細は、◎日本道教学会のサイトをご覧下さい。


※「日本道教学会」の名称ならびに学会誌『東方宗教』の内容は、旧漢字が使用されています。検索などの時にご留意ください。


◎日本道教学会

朝日新聞にインタビュー掲載...030129



朝日新聞
2003年1月29日朝刊

2003年1月29日、朝日新聞の文化面にOKANOのインタビューが掲載されました。
ボリュームは860文字、先日リリースされた東儀兼彦氏の雅楽のCDアルバム「喜瑞」(ビクター伝統文化振興財団)のプロデュースについて語りました。


◎アルバム「喜瑞」は[Lyra Cruise]にて詳しくご紹介しています。



晴明神社の企画編纂の書籍『安倍晴明公』に対談掲載...021229



『安倍晴明公』


晴明神社 編



講談社
本体2,800円

晴明神社の山口琢也禰宜を司会に、荒俣宏氏、京極夏彦氏、夢枕獏氏、そしてOKANOと、安倍晴明に縁の作家四人が晴明神社の拝殿に集い、鎮座される晴明公の御前で語りあった平成十三年十一月の座談会が収録されています。
--因みに『陰陽師』巻十一の付記も、よろしければご参照を。


本書『安倍晴明公』は、晴明神社の御鎮座壱千年を記念し企画・編纂された書籍です。
寄せられた論文は専門的でありながら難解に過ぎず、安倍晴明研究の基礎的な史料も網羅して収録された良書です。 晴明神社祭祀写真の口絵にはじまる、本書の目次を転載しておきます。


晴明公壱千年を祝して………武者小路千家 千 宗守
日々お仕えして………宮司 山口喜堂
座談会「今よみがえる陰陽師 安倍晴明」
安倍晴明と日本陰陽道大成への道………村山修一
日本に伝来した陰陽道書と『ほき※内伝』-晴明公仮託の書-………中村璋八
「安倍晴明」の実像をめぐる若干の覚書-『新猿楽記』の陰陽師をめぐって-………小松和彦
「信田妻」異譚…阪口弘之
安倍晴明像-描かれた陰陽師-………宮島新一
晴明公と『占事略決………小坂眞二
晴明公と宗教-晴明公を祀る社寺を中心に-………高原豊明
江戸時代の晴明霊社祭り………梅田千尋
安倍晴明公の史料………嵯峨井建
あとがき………村山修一

   (※ほき…

◎講談社(「BOOK倶楽部」でオンライン購入が可能です)

『<安倍晴明>の文化学』に『陰陽師』研究論文が掲載...021229



『<安倍晴明>の文化学-陰陽道をめぐる冒険-』


斎藤英喜・武田比呂男 編

新紀元社
本体3,000円

このたび新紀元社から、安倍晴明をとりまく民俗文化の紹介書籍『<安倍晴明>の文化学-陰陽道をめぐる冒険-』が発売されました。


うち、第六章「メディアのなかの晴明」(この章執筆:今井俊哉氏・斎藤英喜氏)と題された論文では、作品『陰陽師』がとりあげられました。

テクスト分析の手法を用い、作品の漫画表現の分析をおこない、さらに論を広げて、『陰陽師』が巻を重ねて示してきた、重要な諸テーマについて考察されています。コミックスからの原画引用も含め、論文は全40ページです。

◎新紀元社(オンライン購入が可能です)

『國文學』に『陰陽師』研究論文が掲載...021229



『國文學』
2002年9月号


學燈社
税込1,100円

學燈社から発売されている『國文學』2002年9月号の特集「新しい<意味>の発見」に論文、「マンガの構造と意味-『あさきゆめみし』『陰陽師』から」が収録されています。

執筆は梅花女子大学教授・中川正美氏で、巻四に収録の『白比丘尼』の作品構造を夢枕獏氏執筆の小説原作と比較検討されています。コミックスからの原画引用も含め全8ページの論文です。


出版/學燈社

ダ・ヴィンチ1月号にロング・インタビュー掲載...021204


ダ・ヴィンチ
2003年1月号

「岡野玲子ロングインタビュー」


2002年
12月6日発売開始

雑誌『ダ・ヴィンチ』1月号に『陰陽師 巻十一』発売記念のロング・インタビューが掲載されます。

闇・月・剣…最新刊の巻十一に織りなされている重要な主題たちについて語った、『ダ・ヴィンチ』ならではの大変中身の濃いインタビューになりました。
11月にゲスト出演した日本道教学会のリポートも掲載されています。

 

 

 

◎ダ・ヴィンチ(サイトから雑誌の購入申し込みができます)

映画『妖怪天国 ゴーストヒーロー』にイラスト登場...020321


◎映画『妖怪天国 ゴーストヒーロー』DVD


手塚眞 監督作品

収録:108分
価格:4000円(税抜)
2002年3月20日
発売開始

手塚眞監督が1990年に手がけた作品、映画『妖怪天国 ゴーストヒーロー』のDVDソフトが、3月20日に発売を開始しました。
ハイテクビルに巣くう怨霊と妖怪たちの襲撃に、人間たちが立ち向かうホラーエンターティンメント。草刈正雄、水島かおり、伊武雅刀、パッパラー河合、ラッキイ池田、天本英世らが出演しています。

この作品の中に、◎OKANO筆の画が使われていました。今回のDVDソフト化の特典のひとつとして、封入のブックレットに収録されます。作中、どこに登場するかは、どうぞお楽しみに。

◎発売/ポニーキャニオン(サイトにてキーワード検索:ゴーストヒーロー)

手塚治虫サイトにインタビュー掲載...011230



『手塚治虫文化賞受賞 岡野玲子さんインタビュー』


手塚治虫公式サイト『手塚治虫@ワールド』のウェブマガジン『虫ん坊』に、2001年度の手塚治虫文化賞受賞者として、OKANOのインタビューが掲載されています。

◎『手塚治虫@ワールド』(サイトトップへのリンク)
※掲載記事はこちらです。
(NEWS>今月の特集>『虫ん坊』2001年バックナンバー>◎2001年12月号


別冊太陽『白川静の世界』に対談掲載...011218 update

文字があった。
文字は
神とともにあり、
文字は
神であった。


別冊太陽『白川静の世界〜漢字のものがたり』は文字研究の巨人、白川静氏の学問・思考を多角的にビジュアル化することに取り組んだ、画期的なムックです。
ここには三本の対談が納められています。白川氏と哲学者の梅原猛氏との対談が二本、そして白川氏とOKANOの対談です。

対談は「狂」の文字の孕むその意味の源の話題からはじまり、そのかみ魂や霊的な力がどのように変換されて文字というかたちに結実してきたのかを巡り、さらには文字に残され、保たれ続けてきた原初の思考の痕跡についてを語ります。
そして 最後には白川氏が井上靖賞を受賞された時の、OKANOとっておきのエピソードを披露しました。

半世紀に渡り、あたかも個性豊かで美しい多くの結晶をじっとのぞき込み、その中に秘められている太古の精神のバイブレーションを記し続けているかのような、白川氏の文字研究。初めてふれるかたに、このムックはおすすめの一冊です。

出版/◎平凡社