4月29日から5月2日に亘り雄勝へ行ってきました。おかげさまで、とても良い天気に恵まれ、4月30日は大須八幡神社のお祭りでした。
ちょうど1年前の大須のお祭りの日は『陰陽師 玉手匣』の最終回の締め切りとぶつかり、参列できなかったのですが、思いがけない海産物が届けられ、スタッフ全員でありがたくいただき、そのおかげで無事完成し入稿できたという、制作現場では伝説的締め切り日だったのです。まるで、龍宮からのパワフルな差し入れのようで、皆で感激したものでした。
そうして完成した『玉手匣』第7巻を、神様にお供えしていただこうと、整えて持って参りました。震災後、初のお祭りを行った浜でもあって、私の中では今回の大須のお祭りは特別な感じがしていました。
何か、大きな、新しいサイクルが始まる予感です。
ワクワクする気持ちと緊張感と…。
訪れてみると、大須八幡神社は、やっばり、特別な年でした!
12年に一度のご開帳だったのです。
宮司様に、ご加護をいただいて完成した『玉手匣』の最終巻をお供えしたい旨をお伝えすると、快く受けてくださり、ご開帳中の神社のご神像の御前に、お供えしていただくことができました!
もちろん、ご開帳中の神様にご挨拶、御礼できましたが、ご神像は白馬に乗った八幡様で、暗くてはっきりは見えないのですが、なんだかとても愛らしいエネルギーです。
ご神輿の上の鳳凰のような、年降りているけど若々しくてやんちゃで。海と大須と浜の人々が大好き!お祭りが大好き!そんな愛らしい神様でした。お供えから戻ってきたご本は、お供え前よりずっしりと、パワーアップして戻ってまいりました。
大須のお祭りの様子を写真に収めました。どうぞご覧ください。
港の大岩にしばし鎮座する神様の前で獅子舞。
はしゃぐ御獅子
海に入るご神輿。お神輿を担ぐのは浜の人々や、ボランティアであちこちから駆けつけられた皆さんで、何人かは、私の故郷、筑波から来た男の子たちでした。
湯立て神楽が始まりました。
「産屋」の彦火火出見の尊
龍体と化身した豊玉姫と対峙する彦火火出見尊
面を外されての、神人合一の、チラシの舞
神社に戻ったご神輿
なかなか治らないご神輿。日が落ちても空は真っ青。
御社にやっと収まりました。この御社の奥の神様の間にご本をお供えいただきました。
戌年のご開帳の年、本当にめでたい、きらきら輝いた大須のお祭りでした。